当ホームページをご覧いただきありがとうございます。私たちは痛みの診療と研究に携わる医療従事者・研究者のグループです。
わが国の成人のうち約20%以上は慢性痛を有し、その多くは生活の質(QOL)が低下していると報告されています。さらに、慢性痛は医療費を高騰させ休業による生産性の低下や補償などによる社会的損失にもつながっています。すなわち、慢性痛への対応が医学的、社会的に急務であるといえます。
痛みは、主観的な感覚および情動であり、客観的な評価が非常に困難です。しかし、痛みの病態を末梢から脳、さらには心理社会的側面まで多角的に評価していくことで全体像をとらえることが可能になります。私たちは、このように慢性痛を多角的に評価して治療につなげるアプローチを広め、慢性痛診療のボトムアップを図りたいと考えています。今回、医療関係者向けに痛みの評価に関わる啓発活動、情報・資材提供を目的として作成したのが当ホームページです。
是非、みなさまも一緒に勉強をして慢性痛患者さんの診療の一助にしてみませんか。

2021年3月2日

高知大学医学部整形外科教授
慢性疼痛患者に対する簡便かつ多面的な疼痛感作評価法の開発
班長
池内 昌彦

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